この記事を書いた人
【ペンネーム】コールドエール
【プロフィール】家族4人で毎月3万円のスマートフォン料金が家計の負担になり、思い切って通信コストから見直すことにしました。全員格安SIMへ乗り換えることで、4人で月1万円以内という驚きの料金になったわけです。フルサービスから自分で契約内容を選べる時代になったと喜んでいます。
スマートフォンの料金が毎月の家計に重くのしかかるようになっている状況は、多くの世帯で問題になっています。
ガラケー時代には1人5,000円前後に収まっていた料金が、スマートフォンへ乗り換えることで毎月1人1万円という状況が珍しくありません。
では、なぜスマートフォン料金は高いのでしょうか。
高性能化が進むスマートフォン本体代金が高い
高性能化が進むスマートフォン本体代金は、ついに最新機種のiPhoneXSに至っては10万円を超える金額です。
Softbank社が始めた24回分割払いという販売方式により、2年ごとにスマートフォンを買い換える風潮があります。
しかし、大切に使い続けたり内蔵バッテリー交換を行ったりすれば2年以上使い続けることが出来るほど高性能化している現状です。
大手携帯電話会社の料金が高い背景として、高額なスマートフォン本体代金を割り引く代わりに月額料金割引を行っています。
問題となるのは、新型スマートフォン購入時にしか新しい料金プランへ変更出来ない状況がセット販売を生んでいることです。
高いスマートフォン本体を2年ごとに買い換えようとすることが、毎月のスマートフォン代金を高額化させています。
大手携帯電話会社の料金体系はフルパッケージ
大手携帯電話会社のスマートフォンを契約している人が、契約内容をどこまで正確に知っているか怪しいです。
スマートフォンで通話をする際に、知り合い同士ならばSNSアプリにて無料通話していることが多いでしょう。
電話回線を使った通話をほとんどしていないにも関わらず、かけ放題プランへの加入は本来無駄な料金となります。
また、データ通信容量についても月間1GBしか使わない人に5GBや7GBといった大容量パックは必要ありません。
スマートフォンを利用する際に、毎月いくらの料金プランを選んでいるのか正確に把握していれば、いかに無駄が多いか分かります。
格安SIMなら必要な契約のみで良い
格安SIMへ乗り換えれば、必要な契約のみを行えば良いので通信料の無駄を一気に削ぎ落とせます。
なぜなら、格安SIMはスマートフォン本体の購入と回線契約が無関係なものとして扱われるからです。
手持ちのスマートフォンは、動く限り何年使い続けても良いので2年単位の買い替えから開放されます。
また、格安SIMは月間高速通信容量を自分で細かく決めて契約出来るので、必要な分だけ1GB単位で細かく契約が可能です。
自宅に光回線接続を行ったWi-Fi環境を構築しているならば、自宅ではWi-Fi接続のみ行えば済みます。
格安SIMの契約は外出時に使用する高速データ通信量のみを予想して契約すれば済むわけです。
予測を誤ると速度制限を受けますが、追加容量を購入することが出来るので速度制限を回避する方法もあります。
翌月は1段階契約容量を増やすといった細かい調整が出来る点も格安SIMの良い所です。
音声通話すらオプション扱いという発想の転換を行う
大手携帯電話会社と格安SIMは、料金体系がまるで異なると知っておくと良いです。
大手携帯電話会社は、音声契約が主契約となっていてデータ通信はオプション扱いとなります。
一方、格安SIMでは、データ通信契約が主契約となっていて音声通話がオプション扱いです。
大手携帯電話会社との契約では音声通話契約を行うことが当たり前でしたが、格安SIMではデータ通信専用契約も多くなります。
緊急通報を行う際に音声通話が必要だからという人もいますが、緊急通報アプリが登場しているので問題は少なくなっています。
さらに、050アプリを使用すればIP電話を利用出来るので、どうしても音声通話が必要な相手との通話のみに使用すれば安上がりです。
格安SIMは、契約内容を削ぎ落として安くするという手間すら省いて、最初から必要な契約のみを行うといった方法が行えます。
格安SIMには口座振替可能な事業者も登場している
格安SIMを取り扱うMVNO業者は、クレジットカード決済のみという会社が大半を占めています。
なぜなら、口座振替手続きを行うと料金引き落としに失敗した時に督促手続が負担となるからです。
クレジットカード決済ならば、カードが利用停止となった時点でクレジットカード変更連絡を行うだけで済むので、MVNO業者にとって督促手続から開放される点がコストカットに繋がります。
しかし、数多くの格安SIMが登場したことにより、現金主義で堅実な生活をしている人も乗り換えてもらうために口座振替に対応する会社が出ています。
格安SIMごとに差別化を図るため、口座振替による申込が出来るMVNO業者も増えているわけです。
まとめ
大手携帯電話会社のスマートフォン料金が高い理由は、スマートフォンの高額化とフルパッケージ契約が原因です。
格安SIMならば、契約内容を削ぎ落とすことを考える必要が無く、必要な契約のみをシンプルに行なえます。
細かく契約内容を見直せるからこそ、自分で契約内容を把握して使い方とのバランスを考えられるようになるわけです。
格安SIMへ乗り換えを検討するだけでも、スマートフォン料金の内訳を見直そうというキッカケとなります。