子どもの癇癪(かんしゃく)を治す方法
スーパーでお菓子をねだって癇癪を起こしたり、思いどおりに出来なくて怒りを爆発させてしまったり…癇癪を起こしてしまう小さなお子さんは多いはず。
癇癪を起こしている我が子を見て、「またか…」と参ってしまったり、「こっちが怒りたいわ!」とイライラしてしまったり。
お子さんの癇癪に、手を焼かれているパパやママも多いのではないでしょうか?
ここでは、そんな困った子どもの癇癪を治す方法をご紹介していきます。
1 癇癪とは
子どもの癇癪とは、大きな声で泣き叫んだり、暴れて奇声を発したり、周りの人や物を蹴ったり叩いたり、パニックで自分を叩いてしまったりする状態をいいます。
癇癪は1歳頃から始まり、5歳前後で次第に落ち着いてくると言われています。
一見厄介な癇癪ですが、子どもに自我が芽生えることにより起こるもので、成長するために大事なプロセスなんです。
癇癪の原因と治す方法
子どもの体調を考える
子どもが癇癪を起こすとき、共通したパターンがありませんでしたか?
例えば、以下のようなパターンです。
・夕方子どもに眠気がさしてくる時間
・幼稚園から疲れて帰ってきた後
・まだ眠がっている朝
・風邪を引いていたり病み上がり
疲れていたり、眠かったり、幼稚園での集団生活でストレスを溜めていたり、病気で体調が優れないと、子どもは気持ちのコントロールがしにくくなります。
そんな時は、昼寝をさせたり、外遊びでストレス発散をさせてり、室内でゆっくりしたりとお子さんの体調やコンディションに合わせて過ごすようにしましょう。
親の方針を貫く
今日はもうオヤツを食べたのに「もっとオヤツを食べたい」と言って泣き叫ぶ、スーパーでお菓子をねだって泣いて暴れる、公園のブランコで順番待ちが出来なくて怒りを爆発させる…
子どもは、自分の要求が通らない時によく癇癪を起こします。
それでは、子どものワガママな要求に対して、どのように対応すれば癇癪を治すことができるでしょうか?
子どもに限らず人間の行動は、本人にとってご褒美になる出来事により繰り返されると言われています。
そこで、子どもが癇癪を起こした時は、子どもにとってご褒美になる行動を避けるようにしましょう。
例えばスーパーに行くたびに「お菓子を買って」とねだり、親が買ってあげないと癇癪を起こす子どもがいたとします。
ここで、お母さんが根負けしてお菓子を買ってあげるとどうなるでしょう。
「お菓子を買ってもらえない」
↓
「癇癪を起こす」
↓
「お菓子を買ってもらえる」
という流れになり、子どもは「癇癪を起こすとお菓子を買ってもらえる」と学習してしまいます。
この流れを断つためには、親が方針を曲げない事が必要です。
もし、子どもがお菓子を買ってもらいたくて癇癪を起こしても、「このお菓子が食べたいんだね。でも、今日は買わないよ。」と親が方針を貫き通しましょう。
そして、子どもが泣き止んだら笑顔で思いっきり褒めてあげましょう。
このように接することで、今度は子どもにとって「親の笑顔」と「褒められること」がご褒美となるのです。
子どもに以下の流れを学習させることで、我慢をすることを覚えていくわけですね。
「お菓子を買ってもらえない」
↓
「我慢する」
↓
「パパやママが笑顔で褒めてくれる」
事前予告する
先ほどのように、子どもがスーパーでお菓子を買ってほしくて泣き叫ぶような「自分の要求を通したくて癇癪を起こす」場合には、事前予告も有効な手段です。
スーパーに行く前に、「今日はスーパーでお菓子は買わないからね。泣いたら帰るからね。」と事前予告し、子どもとお菓子を買わない約束をしましょう。
そして、子どもがスーパーでお菓子を我慢できたら、先ほどと同じように笑顔で思いっきり褒めてあげましょう。
しかし、やはり子どもがお菓子を欲しがり癇癪を起こすようであれば、約束どおりスーパーから外に連れ出して帰るようにしましょう。
子どもが癇癪を起こした時に、親が約束どおりの一貫した行動を取らないと、子どもから「泣けば自分の要求が通るんだ」と見透かされます。
その結果、子どもの癇癪がなかなか改まらなくなってしまいます。
親が、事前予告したとおりの一貫した行動を取ることで、子どもは「泣いても無駄なんだな」と学習し、癇癪は減っていきます。
子どもの気持ちを受け止める
まだ上手に話せないような小さな子どもや、自分のモヤモヤした気持ちをうまく表現できない子どもは、癇癪を起こすことにより自分の気持ちを表すことがあります。
そのような時は、ぜひお子さんの気持ちを受け止めて、共感してあげましょう。
「早く遊びたかったんだね。」「うまく出来なくて悔しかったね、でも頑張ったね!」など、子どもの気持ちを代弁してあげましょう。
癇癪で気持ちのコントロールが出来なくなっている子どもも安心し、だんだんと気持ちが落ち着いてきます。
スキンシップを取る
普段子どもと一緒に過ごす時には、スキンシップを心がけましょう。
おんぶや抱っこはもちろん、くすぐり遊びや追いかけっこ、タッチゲームやくっつき遊びもいいですね!
普段からスキンシップを取ることで、愛情が深まるだけでなく、子どもの自己肯定感も高まります。
安心感や信頼感も生まれるので、気持ちも穏やかになり、癇癪を起こしにくくなります。
専門家に相談した方が良い場合も
癇癪があまりに酷い場合や、8〜9歳になってもすぐに癇癪を起こしてしまう場合は、専門家に相談してみましょう。
自閉症・ADHDなどの発達障害を抱えた子どもは、気持ちのコントロールが苦手なため、すぐに癇癪を起こしてしまったり、癇癪の度合いが酷い傾向があります。
市町村保健センター、子育て支援センター、児童相談所、発達障害者支援センター、発達外来・小児神経科・児童精神科などの医療機関で相談ができます。
子どもの癇癪を治す方法のまとめ
子どもの癇癪を治す方法をご覧いただき、いかがでしたか?
子どもの順調な成長過程とはいえ、癇癪には手を焼きますよね。
子どもの癇癪に対して適切な対応を取ることにより、子どもの癇癪も落ち着いてきます。
子どもの癇癪とうまく付き合って、乗り切っていきましょう!
プロフィール:現在8歳と4歳を育児中の母です。
子どもの癇癪に悩まされて、小児科や、市の発達相談に通ったこともあります。
色々試した結果、癇癪に効果的な方法があったので、ご紹介したいと思い執筆しました。