毎日来る取り立ての電話を完全ストップし、借金を合法的にカットした方法

 

この記事を書いた人

【ペンネーム】
熊田
【プロフィール】
1日に合計20回以上、取り立ての電話が鳴っていた元・多重債務者。
自身の経験から債務整理についても非常に詳しく、とにかく借金問題で悩んでいるなら弁護士より先に熊田に相談だ、という声も多い。
多重債務者の心理をよく理解しており、借金が多い人の事を絶対に責めることはない。

何がどうしてこうなったのか分かりません・・・

当時、私は300万円近い借金を持っていました。

これらは全て消費者金融やカードローン会社からの借金で、自分の年収よりも多い借金ですから当然返済することなんてできませんでした。

返済が遅れると電話が毎日物凄い勢いでかかってくるのですが、この電話にすら出る気力がなくなったわけです。
本当に最悪な選択肢も頭に浮かぶほど追い詰められていましたが、あれから2年、1日10回以上かかってきた電話は今や全く鳴りません。

取り立ての電話を完全ストップし、さらに借金を合法的にカットすることに成功したのです。

ここでは取り立ての電話を完全にストップさせ、さらに借金も合法的にカットすることができた方法を私の実話を交えてご紹介します。

借金が増えると取り立ても増える

借金が増えると当然ですが取り立ても増えます。

きちんとお金を返すことができていれば取り立てもさほど厳しいものではありませんが、返済遅れが一週間から10日、そして1ヶ月ともなると取り立ての電話がガンガンかかってくることになります。

はじめのうちは「お支払いをお忘れではございませんか、もし行き違いでしたら大変申し訳ございません」というようなこちらが恐縮してしまうほど丁寧な電話。

しかし・・・

何度も支払いに遅れたり、そもそもお金を返せないでいると徐々に相手のテンションもヒートアップしてきて、心に刺さるようなことを言われるようになります。

当時の借金状況

当時の私は年収が280万円程度。

にも関わらず、合計金額で300万円近い借金を持っていました。

総量規制という言葉があり、本来は年収の1/3以上の借り入れはできないことになっています。

しかし、カードローン会社などから増額のお知らせが来たり、あるいはクレジットカードを使い過ぎてここまでの金額に膨れ上がってしまいました。

年収が280万円しかないのに300万円近い借金を返していくなど到底不可能です。
月々の最低返済金額だけでも10万円を超えるような割合でした。

返済日も当然ながら借金をしている件数分だけあるわけですから、1ヶ月のうち最低でも5回か6回は支払日という恐怖の日が待ち受けているような状態になってしまっていました。

電話と手紙の波状攻撃!精神は限界に

電話と手紙の波状攻撃!

取り立ての電話がかかってきたところでお金を返すあてもなく、お金を返せないと伝えるとこう言われました。

「今後は裁判を行う、給料から強制執行を行う、強制執行を行う場合には勤務先の社長に裁判所から令状が行くぞ」と。

さらに人格を否定するようなこともガンガン言われることになります。
当然電話には出たくなくなります。

電話に出ないとどうなるかと言いますと、カード会社や消費者金融は躊躇せずに自宅の固定電話に電話を入れてくるようになります。

自宅の固定電話で留守番電話などを設定していると容赦なく留守番電話に次のように録音されます。

「○○様、大至急ご連絡をいただきますよう、宜しくお願い致します。電話番号はxxxーxxxxです」

名前を名乗らず電話番号で察してください的な感じの録音です。

これも無視していると最終的に勤務先に個人名で電話がかかってきて、私を呼び出すようになりました。
こうなると無視することもなかなかできませんし、勤務先のオフィスでいきなり電話をガチャ切りするという高等戦術も使えません。

取り立ての手紙の色もだんだんキツくなった

このようにして電話を無視するような行動をとっていると、当然ですがお手紙でも連絡をつけようとしときます。

最初は何となく銀行チェックな感じの封書で、今すぐご開封くださいというようなメッセージが入っている程度の封筒でした。
それが、延滞の日数が増えていくにつれ黄色い封書が届いたり、時には真っ赤な封筒に白い文字で「大至急ご本人様がご開封ください」のような文言が入っていたりするものもありました。

ここまでくると毎日手紙を配達してくれる郵便屋さんも「おいおい、こいつ大丈夫か?」みたいな顔をするようになり、とうとう私は追いつめられて会社にすら行くことができなくなってしまいました。

限界を迎え、弁護士事務所へ

朝は7時45分頃から、夜は21時55分ギリギリまでひっきりなしに固定電話と携帯電話が鳴り続けます。

督促状の配達は速達も含めて何と1日に2回の配達となり、私はいよいよ限界を迎えました。
さすがにもう最終的な決断をすべきではないか、夜逃げをしても逃げられないのならいっそのこと・・・と、とんでもない考えが頭をよぎるようになったレベルです。

当時の私の中では自己破産=社会的な死、すら思っていたのですが、
物理的に死んでしまうよりもマシだろうと思い、怒られるのを覚悟でついに地元の弁護士事務所に駆け込みました。

今思うと、あの日私が家を出て藁をもすがる思いで訪れた弁護士事務所さん。
ボロボロの服装で顔もほとんど表情が動かない状況になっている私をノンアポにもかかわらず受け入れてくれたことに感謝です。

弁護士事務所の感想は「シェルター」そのもの

初めて訪れた弁護士事務所の感想はシェルターそのものでした。

そこにさえいれば取り立てもありませんし、弁護士の先生にここまで借金をしたことについて怒られることは一切ありませんでした。

「すみません、借金問題が限界で、助けてください」

弁護士事務所の受付でそう声を振り絞った私に対して、受付の女性の方は少し困った顔をされていました。
当然です、予約も何もしていないのですから。
弁護士の先生は基本的には予約がなければ面会することができません。

しかし、明らかに限界を超えていた私のことを見た弁護士の先生が「わかりました、それでは今から面談ということにしましょう」とおっしゃってくださいました。

弁護士の先生への相談費用は30分5,000円と聞いていましたので、手元にあった最後の一万円札を差し出し

「先生、1時間でいいですから話を聞いてください。お願い致します」と頭を下げました。

すると意外なことに、先生はその一万円札での支払いを断りました。
お話を伺ってみると、債務整理・借金の整理関係に関する相談は着手金も相談料も無料なのだとか。

その先生が仰るには、そもそもお金のことで大変苦労をしてきた人からその場で現金を受け取ることはできないというお考えだったそうです。

(全国的にこういったシステムを採用している弁護士事務所も多く、地域の名前と着手金・相談料無料というキーワードで検索すると債務整理に強い弁護士事務所が多数見つかるようでした)

わたしは予約せずとも運よく面談をして頂けましたが、無駄足になる場合があります。
なので、弁護士へ相談したい場合は、メールや電話で予約をしていくことをオススメします。

任意整理という選択肢で借金カットに成功!

状況的に、任意整理という方法で今すぐ解決できそうですね。収入がまだあるので、自己破産という状況ではないでしょう

相談料と着手金は無料とします。成功報酬で後から報酬をいただきますが、こちらも分割可能です。私へ依頼されますか?

弁護士の先生と面談を始めて15分程度。
結論は思ったよりも早く出ました。

自己破産しかないと思っていた私にとって任意整理というのは初めて聞く言葉です。

任意整理というのは債務整理の中でも最も程度の軽い債務整理の方法なのだそうです。
この方法は、弁護士の先生などが本人の法的な代理人となってカードローン会社や取り立てをする人たちと借金の減額について話し合いをしてくれるのだとか。

何よりも私が驚いたのは、弁護士の先生に代理人になっていただくと、その瞬間から全ての督促や取り立てがストップするということでした。

実務上は弁護士の先生が債権者に対して受任通知というものを郵送する関係上、取り立てのストップまで1日から2日のタイムラグが発生するケースもあるようでした。

しかし私が依頼した弁護士の先生はその場で全ての債権者に対してFAXを送付してくださり、

あと1時間程度もここにいれば、電話が来ることもなくなるでしょう。細かい書類の作成や署名をいただくものもありますから、あと1時間程度はこちらに居ていただくことになります。ですから、ここを出るときにはもう取り立てに悩むことはありませんよ。今まで大変でしたね」

と声をかけてくださいました。

こうして私はその日のうちに正式に弁護士の先生に任意整理を依頼し、自宅に帰りました。

本当に弁護士の先生が代理人になったからといって取り立てが止まるのか?
という気もしましたが、自宅のドアを開けて固定電話を見てみると、着信はわずか2件のみ。
それも私が外出してから弁護士事務所に行くまでの時間に来ていたものでした。
本当にリアルタイムで全ての督促が止まったのです。

毎日10分以上の不在着信が入っていることから、恐ろしくて見ていなかった携帯電話も・・・着信はゼロ。
最初は本当に電話が止まったかと思うほどでした。

後日、借金の額まで減額に!

取り立てがストップして平和に過ごすことができるようになってから、10日ほどが経ったある日。

弁護士の先生から着信がありました。

先生がおっしゃるには

「債権者の皆さんと話し合いと交渉した結果、300万円ほどあったあなたの借金はおよそ半分程度まで圧縮することができそうです。返済もある程度ゆとりを持った年数で相手方に納得してもらえそうですので、少しづつでも良いので返済していくようにしてくださいね」

とのこと。

あれから数年が経ち、今でも減額してもらった借金と弁護士の先生への報酬の支払いは終わっていませんが、十分に生活できるようになりました

まとめ

精神がやられる問題の一つ

借金問題は本当に精神がやられる問題の一つです。

しかし決して諦めてはいけません。

今借金の取り立て屋督促で悩んでいるのであれば迷わず弁護士事務所に相談することをお勧めします。

私のようにノンアポで突撃すると恐らく弁護士の先生にすら会えませんので、まずはお住まいの地域の債務整理に強い弁護士さんを探しましょう。

そして予約を入れて訪問してみてくださいね。

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