この記事を書いた人
【ペンネーム】野川
【プロフィール】料理好きではないが、比較的料理をすることが多い40代男性。妻、娘、息子、母の5人家族。さつまいもが好きで、毎年秋から冬に掛けて大量の焼き芋を食べる。家庭菜園で少しの農作物を作っているが、さつまいもは作っていない。
少し前のことなのですが、知り合いの方から大量のさつまいもを頂きました。
作物を作るのが好きで沢山作ってしまい、食べ切れずに困るのだそうです。
実は昨年も同じようにさつまいもを頂いたのですが、その時はちょっとした行事があったのですぐに食べてしまったのです。
しかし、今年はそんな行事もありません。
せっかく頂いたのに、腐らせてしまいそうで困っているのですが、どうしたら良いでしょうか?
さつまいもを美味しいままの状態で保存する方法って無いものでしょうか?
さつまいもは寒さに弱い!結露しないように常温保存しよう!
実は、数年前にもさつまいもを頂いたことがありました。
その時は大量ではなく、5~6個だけ。少しずつ食べていたので、長期保存する必要もなく、1ヵ月程度で全てを食べるくらいのペースでした。
しかし、最後のさつまいもを食べようと思った頃には一部分が腐っていて、その部分を取り除いて食べても全く美味しくなかったという記憶があります。
期間にして、頂いてから1ヵ月も経過していなかったはずですが。
その時の保存方法としては、台所の隅にプラスチックトレイを置き、その上に放置しておいた状態です。
我が家は暖房器具として石油ストーブやファンヒーターを使用する為か、良く壁が結露していました。
予想では結露が駄目だったのではないかと思っていたのですが、他にも何か良くない点があったのでしょうか・・・
調べてみたところ、さつまいもの保存方法としていくつか注意する点がわかりました。
どうやら、さつまいもを保存する時には、水分と温度が大切なようです。
さつまいもを保存する時の注意点としては以下の4点。
・さつまいもは水で洗わない
・結露しないこと(換気できる方が良い)
・保存温度は5~15℃が最適(5℃以下は不可)
・湿度は80%前後を保つ
つまり、台所のような温かくなる場所、更に湿度の高い場所で保存しようとしていたことが間違いだったのです。
さつまいもを保存する時、私はプラスチック容器にそのままさつまいもを置いていました。
その点は特に問題がなかったと思うのですが、実はさつまいもを保存する前に水洗いをしたのです。
これも大きな間違いでした。土が床に落ちるのってちょっと困りますよね。
でも、それよりもさつまいもを最後まで美味しく食べられなかったことの方が後悔です。
そうならないように、今年こそはちゃんと保存したいと思います。
では、実際にどのようにさつまいもを保存すれば良いのでしょうか。
具体的に考えてみましょう。
さつまいもの具体的な保存方法!段ボールか発泡容器を使おう!
実際にさつまいもを保存する時にあると便利なのが、
・段ボール
・発泡スチロール容器
でしょう。特にどちらが良いというわけではありませんが、どちらも温度変化が緩やかになるという点でおすすめです。
寒い地域の場合は、新聞紙にくるんでおくのが良いでしょう。
但し、発泡スチロールの蓋を閉めて密閉状態にすると、結露する可能性もあるので注意が必要です。
また、もし糠(ぬか)を準備することができるなら、糠の中にさつまいもを埋めて保存するという方法もおすすめです。
毛布を下に敷くという方法でも良いかもしれませんね。
保存する場所は冷暗所。生活する部屋の場合は20℃以上が快適なので、さつまいもを保存するには適していません。
前述した通り、5~15℃が適していますので、室内の少し寒いくらいの場所で保存するのが良いでしょう。
では、上記の方法でさつまいもを保存したとして、どのくらいの期間保存できるのでしょうか?
さつまいもの保存期間はどれくらい?半年後でも食べられますか?
さつまいもの保存期間はおよそ1ヶ月~3ヶ月と言われていますが、条件が合えば3ヶ月以上でも保存が可能です。
ですから、9月~11月に収穫したさつまいもを上手に保存すると、12月~2月くらいまでは保存できることになります。
少しずつ、おいしいさつまいもを味わいたいですね。
では、さつまいもを丸ごとではなく、切ってしまった場合も保存はできるのでしょうか?
切ってしまったさつまいもは保存できる?
土から起こした状態のさつまいもを丸ごと保存するには、上記のような方法で1ヶ月~3ヶ月の保存ができますが、切ってしまったさつまいもについては同じように保存ができません。
水に濡らさずに保存したとしても、1週間の保存が限界ではないでしょうか。
しかし、諦めるのはまだ早い!切ってしまったということは、ある程度小さくなった状態での保存ということになります。
ですから、小さく切って加熱調理した状態で冷凍保存するという方法をおすすめします。
加熱調理と言っても、使い道が決まっていないさつまいもを調理するのは難しいかもしれません。
しかし、生のまま冷凍保存すると食べられなくなってしまうので注意してください。
まとめ
今日はさつまいもの長期保存ということについて考えてみました。
さつまいもを長期保存する時は、
・さつまいもは水で洗わない
・結露しないこと(換気できる方が良い)
・保存温度は5~15℃が最適(5℃以下は不可)
・湿度は80%前後を保つ
という点に注意して保存しましょう。
さつまいもは亜熱帯の植物。
ですから、寒い場所での保存はできません。
また、湿度の高い場所や温度の高い場所で保存すると、さつまいもが腐ったり、芽が生えてくる可能性があるので注意が必要です。
また、切ってしまったさつまいもは保存するのが難しいので、丸ごと保存した方が良いでしょう。
切ってしまった場合は加熱調理をして冷凍保存するという方法もありますが、できればすぐに食べてしまうことをおすすめします。
さつまいもの保存できる期間は1ヶ月~3ヶ月。
条件が合えば3ヶ月以上の保存も可能です。上手く保存して、冬の寒い時期にアツアツの焼き芋なんかを食べてみたいですね。